"思ったことを書きましたのでかなり長い記事になりました。"
今日、青森ねぶた祭りの代替イベントについての記者会見がありました。
それを見てざっくりまとめました。
・8月27日、28日の2日間、青い海公園で実施。(29日は予備日)
・無観客でケーブルテレビやネットでの配信、情報はSNSなどでも配信
・参加団体は9団体。(青年会議所は現時点で未確定)
・審査を実施する。
<参加団体>
<不参加団体>
この記者会見での質問と回答。
Q.8月に実施を決めた経緯
A.9月一般的には台風シーズンであり、9月にねぶたを行うことは経験したことが無い。ラッセランドは4月下旬から使っているが8月いっぱいである。製作している人や団体の方々は、台上げとかイベント当日の人のやりくりは大変だろうけどやり切りたい。
Q.8月27,28日以降、各団体のねぶたの展示はあるのか?
A.ありません。翌日から解体。審査委員の人たちに審査をしてもらい、上位3団体のねぶたはワラッセに展示する。
Q.審査はどんな感じ?
A.賞を付けずに順位をつける。囃子も運行もないのであくまでも本体の順番だけを付ける。そしてワラッセに入るねぶたを決めたい。
Q.ねぶたの出来栄えに賞を付けるのか?
公平感はないけど、恣意的に決めるわけにはいかないので審査委員に審査してもらいたいと思っている。
Q.参加団体のねぶたは壊して、不参加団体のねぶたは保管するの?
A.はい。(不参加団体のねぶたの保管については、サポートするとかどうこうと言っていたような。。ちょっと聞き取れなかったです。)
Q.今回のイベントの主催(※)に青森市が入っていない
A.あくまでも代替イベントであり、わざわざ入らなくとも。青森市はコロナ、ワクチン対応など本来やらなければいけない事を頑張ってもらいたい。それでも協力してくれるとのこと。
(※)今回のイベント主催は以下3団体。
青森商工会議所、観光コンベンション協会、青森ねぶた運行実行委員会
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てな感じでした。詳しくは明日の東奥日報などに載ると思うので、詳しくはそちらで。
で、この会見を見ていて思ったことが3つ。
9月開催から8月開催への切り替えについて
9月開催をしない理由として、台風があるから、とか経験がないから、とか言ってるけど、だったら青森ねぶた祭りを中止にした時点で9月開催は無理って分かってるはずなのに、なんで6月の段階で秋に開催を、とか言ったのかな。
トップがそういう決断をするようじゃねえ。。
まあ実際、6月の段階でそこまで詳しく詰めていたわけではなかったんだろうなあ。って思った。で、いろいろ話をしていくうちに、青い海公園のねぶた小屋は8月中に撤去しなければいけないとか、9月はムリとかっていう話しになったんだろう、と思う。
今回のこの決定によって、9月に完成させるようスケジュールを組んでいた3団体が間に合わないとのことで、この代替イベント不参加となるみたいです。
また、ねぶたについては審査もするということで、例年のような賞ではなくあくまでもねぶた本体についての審査ということのようです。
審査するのは去年審査員に選ばれた方々ということで、去年はねぶた運行が無かったから今年はやってもらいたいとのこと。
予定を立てて完成させているねぶたは良いとしても、いまギリギリ間に合わせて製作しているねぶたは、比べて審査できるものなのかな?
条件が同じでないことは十も承知、ワラッセに展示するためのねぶたを決める、ということであるようなので、別に良いのですけど、製作者が大変だなあ、と思ってしまうばかりで。
ねぶたをもっと見せて
今回の代替イベントに参加するねぶたは、受賞ねぶた以外は通常の祭りと同じ流れで解体とのこと。もっと、ねぶた小屋に展示とかしてほしいところだけど、ねぶた小屋自体の解体もあるということなんだろうから、しょうがないとも思います。
でも、青森市役所本庁舎前とか新青森駅周辺とか空いてる場所はあるわけなので、そこに台風とか雪にも強い小屋を作って、そこで通年展示しておく小屋を特別に造るとかしてほしいと思った。
五所川原の立佞武多は、五所川原駅前に格納しておく立派な小屋があります。立佞武多の館が出来る前は、その小屋がメインだったような。。立佞武多のような大きさのものでもできるのだから、高さははるかに低い、雪や風に強い常設のねぶた小屋を設置することなど難しくはないと思います。
この前、たまたまねぶたを見ることが出来ましたけど、やはり灯りが入って周りで囃子が聞こえるところまではみたいな、近くで。って思います。
青森市の祭りだよね?
青森ねぶた祭り、どこの都市の何のためのお祭りなんだろう。
今回のこの代替イベントの主催ではない青森市。コロナ禍でワクチン接種などやるべきことをやってほしい、と。青森市役所の職員ってそんなに少ないの?ねぶた祭りをやるべく動いている人たちもいないの?
そして、この代替イベントの不参加団体に青森市が名前があるのはなぜ??
民間企業は参加を見送るのは分かります。製作したり運行するだけで多額のお金がかかるわけで、このコロナ禍、厳しいところがあるのも、とても納得できます。
でも、青森市は民間じゃないですよね。自分のとこの街の祭りに出なくてどうするの?他の全ての団体が出なくても、青森市だけは最後まで出さないといけないと思う。っていうか出すでしょ。
青森市にとって、というか青森市長にとって地元の祭りってどうでもいいんだろうな、って感じた。
(操車場跡地に、新しい体育施設を造るお金があるなら、こういう行事に回してほしいと思う。新しい体育施設、新総合運動公園にあるじゃん、すでに。)
急に決まった8月末の2日間の運行。その運行も青い海公園で、関係者以外立ち入り禁止で、Youtube配信、ケーブルテレビ配信などのみ。終わったらすぐに解体。8月のうちにカタをつけたい実行委員会。
そこに青森市が口とお金を出してなんとか青森市民のために、、、となってほしかったなあ。。
こういう有事だからこそ柔軟にもっと青森市民のためのねぶたをどうしていくか、ということについて積極的に実行委員会も青森市も動いてほしかったな。と思います。
いろいろ書きましたけど、決まったからにはその中で最大限楽しむつもりです。