引き続き、方言について。
津軽弁で書きました。さて、読めますか?
==LV.4==
1.わだきゃ おめどちがって ふらんすご しゃべれるじゃ
2.わらしっこの てっこさねぱがる あめせんべ
3.ささと あさがねが
4.どごがさいぐんだが んだ そごさゆっこつかりにいぐど おもってらんだおん
5.んだが わもあとでかっつぐはんで さぎにいってでけの
これら5つの文章からはあえて感嘆符(!)やら句読点(、。)は抜いて見ました。
下の文章は、感嘆符、句読点を加えてみました。なんとなくでも分かります?
2は、俳句調です。
==LV.3==
1.わだきゃ おめどちがって ふらんすご しゃべれるじゃ。
2.わらしっこの てっこさねぱがる あめせんべ
3.ささと あさがねが!
4.どごがさいぐんだが? んだ、そごさゆっこつかりにいぐど おもってらんだおん。
5.んだが、わもあとでかっつぐはんで さぎにいってでけの~。
次の文章は、これまでのひらかなオンリーの文章を漢字などを使って書きました。
チャレンジしてみてください。
==LV.2==
1.わだきゃ おめど違って フランス語 喋れるじゃ。
2.童っこの 手っこさねぱがる 飴せんべ
3.ささと あさがねが!
4.何処がさ行ぐんだが? んだ、そごさ湯っこつかりにいぐど 思ってらんだおん。
5.んだが、わも後でかっつぐはんで さぎに行ってでけの~。
……なんとなくお分かりになりました?
**答え**
1.わだきゃ おめど違って フランス語 喋れるじゃ。
私は、あなたと違ってフランス語を話せます。
2.童っこの 手っこさねぱがる 飴せんべ
子供の 手にくっつく 飴せんべい
3.ささと あさがねが!
早く歩きなさい!(歩かないか!)
4.何処がさ行ぐんだが? んだ、そごさ湯っこつかりにいぐど 思ってらんだおん。
何処かに行くんですか? はい、あそこのお風呂に入りに行こうかなと思ってたんですよ。
5.んだが、わも後でかっつぐはんで さぎに行ってでけの~。
そうですか、私も後で追いつきますので、先に行っててね~。
この訳し方は人それぞれ。何か直訳になってしまった文章もあってちょっとぎこちないのもしばしばありますが、だいたいこんな感じです。
このように、自分の知らない言葉を聴いたりした時、どのように文字として表わすのかが分からない時、その言葉は外国語のように聞こえるのではないでしょうか。
今、上に載せたひらかなだけの文章も聴いたことのない人にとっては未知の文字列であったと思います。そこに、句読点やら漢字を当てはめることで漠然とした意味を読み取ることが出来るようになると思います。
私は、昔から津軽弁が耳に染み付いていますので、津軽弁は分かりますが、同じ県内でもいわゆる南部弁という言葉は、ほとんど分かりません。
それも結局は同じところだと思います。
ちょっとした津軽弁の紹介。
わ 「私」
な 「あなた」
あさぐ 「(動詞)歩く」
へばね 「じゃあね」
~さ 「~に」(目的の助詞)
じぇんこ 「お金(銭)」