7月13日、14日と、北海道にある世界文化遺産に登録予定の縄文遺跡群の見学に行きました。
全体のルートなどはこちら。
洞爺湖町で入江・高砂貝塚を見たあと、北黄金貝塚(伊達市)に行くかキウス周堤墓群(千歳市)に行くかで悩み、まずは千歳市まで行ってしまおうと思い、道央道を利用して千歳市へ行きました。
千歳東ICで降りて少し走るとあっという間に到着。
プレハブ小屋があり、ここに簡易的な紹介と見学のための担当の方がいました。このプレハブの開放は16時までということで、下の写真はもろもろ終わったあとに撮ったので閉まっていますが、わたしは15時50分に到着しました。
そしてプレハブの中を見学させてもらいました。
周堤墓は大きな丸いくぼみとそれを囲う土手からなる縄文時代の墓地。なるほど墓地がたくさんあるから墓群かあ。
キウス周堤墓群はこのキウス地区に規模の大小はあれどさまざまな周堤墓があることから付けられたと思います。
で、プレハブ小屋にいた方に、ここで発掘されたものを展示している施設は何時までやっているか聞いて、17時までやっているということだったので、遺跡は後回しにして、その展示施設へ急いで向かいました。
キウス周堤墓群を出てすぐあたり。天気がよかったですw
ひたすらまっすぐ伸びる道を走っていきます。こういう道を見ると北海道だなあ、って思うものでw
で、到着。
ここも旧校舎を利用していました。
キウス周堤墓群といえばこの写真をよく見るものでw
周堤墓の中央にはこういう石柱が建てられていたようでした。
昭和39年に発掘調査が実施され、教育委員会や近くの学生の協力などで調査が行われたとのこと。昭和54年に国の指定を受けました。
ほかにもこの展示施設では、この展示施設のある長都の移り変わりや、支笏湖のおいたちについて、縄文時代の紹介、アイヌ文化のことなども説明されていました。
見学後、外に出ると、、お日様を遮るものはありませんでした。。
再び、8km走って史跡へ。
屋根付きの小さな建物、、何だろうと思ったら、カウンターでした。
クルマの滑り止めが入っていそうなこちらにはパンフレットが入っていました。
誰もいないときでもここから持っていけばいいので何気によかったですw
この説明の看板を見ると、周堤墓の真ん中を道路が走ってるようで。。
こんな感じの林の中を歩いていきます。基本的に歩けるルートは決まっていて中に入っていくことはできないようになっていました。
少し奥が盛り上がっていると思います。その奥がくぼんでいて、それが円になっていました。
上の写真は「2号」のところです。
実際に盛り上がっていてちょっとびっくり。
見えにくいかもしれませんが奥の方でくぼんでいます。
最大規模の周堤墓。
実際に中に入って見ることが出来ないので、写真に撮りましたけど、少し離れているのでくぼんでいるところを実際に映すのは難しいもので。。
それでも直接その場に行くと実際にくぼんでいて、意図的に作られたような感じで残っていました。
駐車場の看板。
この道路沿いに第2号、第4号の周堤墓が道路を分断する形でありました。
歩道で見学するのは危険という看板があったので、この通りを車で往復しました。で、この歩道から見ると、しっかりくぼんでいるのが分かりました。
ここは道路建設を優先したのかな?それとも先に道路が出来ていてその後に発見したのかな?
遺跡を外すと直線道路がかなりカーブしないといけないので、事前に発掘調査をした上で道路を通したのかな?
あまりに周堤墓がしっかりした形で残っていたので、なぜ道路でぶった切ったのかが気になりました。
いまの時期(夏)は緑が生い茂っていて気持ちよいのですが、やはり雪が降る前、葉っぱが落ちてからの方が、周堤墓は見やすいかも。と思いました。