この数年、三内丸山遺跡を含む周辺の縄文遺跡が世界遺産登録を目指した動きがあるのはニュースによく出ていましたが、
令和3年5月26日にイコモスより勧告を受け、今夏にも世界遺産となることが確実視されています。
青森市民からすれば、三内丸山遺跡だけでいいじゃん、とか思うこともありましたけど、長い縄文時代の中の生活を示す遺跡が北東北、北海道にあり、そこをまとめて世界遺産に!ということだったらしく、なるほど。と思いました。
中でも、三内丸山遺跡が発見されたとき以降、青森県内の縄文への熱の入り方は並々ならぬものがありました。その熱は徐々に収まってきていたのですが、この世界遺産に登録されることでまた盛り上がってくるように感じます。
そんな中、青森県でこんなイベントを始めました。
上記、サイト内のチラシです。
青森県内の道の駅めぐりが終わったので、今度はこちらを行います!
三内丸山遺跡や小牧野遺跡、そして秋田の大湯環状列石など行ったことのある遺跡もありますが、名前だけは知っていても初めてのところが多いので、一か所ずつじっくり見ていきたいと思っています。
ちなみに青森県が縄文遺跡に対しての力の入れようが分かるのがコレ。
りんご娘が歌う青森の縄文遺跡群のイメージソング。
再生数38万越え、、スゴイ...
ガチですねw
ということで、一か所目。
大平山元遺跡 - 外ヶ浜町
いったいどこにあるんだろう??そう思いながら走っていると、分かる人向けの言い方をすると、海ではなく山を通って今別に向かう道路の横にあった!
周りには人家しかないので遺跡の看板は分かりやすいと思います。
そしてここが大平山元I遺跡。
ここでは旧石器時代の特徴をもつ石器と土器などが発見され、土器は15000年以上前のもので、北東アジアで最古のものとのこと。
吹き出し付きでその場所を示してくれています。
いま現在、整備中ということでここでは特に具体的な出土物などの展示はありませんでした。その場所を示してくれているものでした。
ちなみに駐車場は新しくしっかりとしたものが整備されていました。
この遺跡から車で1、2分。
遺跡から発掘されたものが展示されている「大山ふるさと資料館」に行きました。
入り口はこんな感じ。私がきたときはお客さんは他に誰もいなくてゆっくり見学できました。
大平山元遺跡は地図の黄色く囲まれた部分とのことで、普通に民家が建っています。
こういう風に整備予定ということで、、、
施設の中では大平山元遺跡の紹介がされていました。
遺跡発見の経緯。住んでいた人の裏庭でたまたま見つかったようで。
そういえば三内丸山遺跡ももとはと言えば、青森県総合運動公園の新しい野球場を作るために工事をしている最中に予想以上にデカい規模の集落跡が発見されて、野球場建設を中止して、遺跡として保存することにしたんだっけ課。
そう考えると、青森県内あちこちに結構埋まっていそうな予感w
ざっくりした場所。大平山元遺跡の中でも、実際に見れたのは大平山元I遺跡ということで。。
これが15000年以上前のものとは、、、
北東アジアで最古の土器片。
ほかにも発掘された様々なものが展示されています。
当時の様子。イラストにあるのは蟹田川で、珪質頁岩という石器を作るのに適した地層だったから、いろいろ発掘されたのではないか、と言われているようです。
ここ大山ふるさと資料館はもともと、旧蟹田町立大山小学校の建物を利用しているということで、昔の生活用具の展示などもしてありました。
鳥がぶつかるから×のテープを貼っているようで。
天井の低さ、木のにおい、歩けば床がギシギシいうのもイイ感じでしたw
昔使われていた機械の展示。
昭和43年頃の三厩駅の運賃表。三厩から青森まで240円!東京都区内でも2720円でいける!いまの物価でこれならみんな利用してるなあw
あと青森から大阪に行く昼行特急も走っていた時台だろうから、金沢、富山、直江津などもの乗ってました。
天井の低さもまた昔の学校っぽくてよいですねw
大平山元遺跡のゆるキャラ「むーもん」
駐車場からは北海道新幹線の橋脚も見えました。手前のストーンサークルは自作とのことw
ということで、資料館をあとにし、車で1分。せっかくなので立ち寄りました。
駅名標には津軽蟹夫や新しいGV-E400系のイラストが乗っていて賑やかでしたw
しばらく線路を眺めていたら列車が青森の方から来ました!
高校生も含め、そこそこの人数乗ってました。
やっぱり一両編成は寂しいもので。。
ということで、一両で寂しいところはありますけど、偶然、大平駅で新車両を見ることが出来、良かったです。
ちなみにここで待っている間、北海道新幹線が走っていくのもかすかに見えました。
ということで、青森県の縄文遺跡群、これから一つずつじっくり見ていきたいと思います。